ペリリュー・沖縄戦記 (講談社学術文庫)本ダウンロードepub

ペリリュー・沖縄戦記 (講談社学術文庫)

によって ユージン・スレッジ


5 5つ星のうち(50人の読者)

ペリリュー・沖縄戦記 (講談社学術文庫)本ダウンロードepub - 内容紹介 「戦争は野蛮で、下劣で、恐るべき無駄である」。硫黄島に匹敵する損害率を記録した一九四四年秋のペリリュー島攻略戦、そして四五年春の沖縄上陸戦。二つの最激戦地でアメリカ海兵隊の一歩兵が体験した「栄光ある戦争」の現実とは?敵味方を問わずおびただしい生命を奪い、人間性を破壊する戦争の悲惨を克明かつ赤裸々に綴る、最前線からの証言。私はアメリカ第一海兵師団第五連隊第三大隊K中隊の一員として、中部太平洋にあるパラオ諸島のペリリュー島と、沖縄の攻略戦に参加した。本書はその訓練期間と戦場における体験を記したものである。(中略)一人として無傷で帰還することはできなかった。多くは生命を、そして健康を捧げ、正気を犠牲に捧げた者もいる。生きて帰ってきた者たちは、記憶から消し去ってしまいたい恐怖の体験を忘れることはできないだろう。(本書「はしがき」より) 内容(「BOOK」データベースより) 「戦争は野蛮で、下劣で、恐るべき無駄である」。硫黄島に匹敵する損害率を記録した一九四四年秋のペリリュー島攻略戦、そして四五年春の沖縄上陸戦。二つの最激戦地でアメリカ海兵隊の一兵歩が体験した「栄光ある戦争」の現実とは?敵味方を問わずおびただしい生命を奪い、人間性を破壊する戦争の悲惨を克明かつ赤裸々に綴る、最前線からの証言。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) スレッジ,ユージン・B. 1923年米国アラバマ州モービル市生まれ。42年に海兵隊入隊。第2次世界大戦に歩兵として従軍。戦後はアラバマ州モンテヴァロ大学で生物学教授。専門は鳥類学。2001年没 伊藤/真 京都大学文学部卒業。翻訳家 曽田/和子 東京外国語大学卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ペリリュー・沖縄戦記 (講談社学術文庫)の詳細

本のタイトル : ペリリュー・沖縄戦記 (講談社学術文庫)
作者 : ユージン・スレッジ
ISBN-10 : 4061598856
発売日 : 2008/8/7
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 29.24 (現在のサーバー速度は25.74 Mbpsです
以下は、ペリリュー・沖縄戦記 (講談社学術文庫)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
アメリカドラマ「パシフィック」を観てその原作とも言えるコレを読む。パシフィックの主人公の1人、ユージーン・スレッジハンマーが著者。彼は医者の息子で、愛国心はあるもののどちらかといえばひ弱に見られがちな若者だったようだが、工科大学を中途でやめ、陸軍海兵隊に志願して入り込む。そして体験したのが、ペリリュー島と硫黄島、そして沖縄における日本軍との苛烈な戦いである。ペリリューはNHKでも特集があったが、戦闘中にアメリカ軍にとって戦略的に無意味になったにもかかわらず攻防が続き、日本軍がほぼ壊滅、勝ったアメリカ兵も多くの死傷者と精神崩壊者を出した激闘の場になった。正直私は、太平洋の多くの島で日本軍が玉砕したことを考えると、アメリカは一方的に、そして楽に勝ったかのように認識していた。が、パシフィックを観、本書を読めば、決してそんなことはなく、前線のアメリカ軍兵士にとっては余裕などかけらもない、苦しい戦いの連続であったことがわかる。沖縄での民間人を交えたいくつかのエピソードは特に印象的で、人間性を失わないと敵側を殺せなかった兵士たちが、民間人を極力犠牲を払わないように、人道的に扱おうとしていた部分と、民間人に対してさえ人間性を失う一部兵士によって様々な被害があったこともわかる。さて、苛烈な戦争を体験して帰国した彼らを母国は英雄として称賛したものの、スレッジたち兵士はあの戦いを理解してもらえず、また兵士たちからすればのうのうと過ごしていた母国の人間との間の気持ちのすれ違いは大きかったようだ。第一次大戦に従軍したイギリス人の詩がまさに気持ちを表しているという。あなたたち 乙に澄ました 燃ゆる瞳の群衆よ若き兵士の行軍を 歓呼で見送る人々よ家に帰って 祈るがいい あなたたちにはわからない若さと笑いの行くところ それが地獄だということがスレッジは随分苦しんだ後、生物学の教授になったという。良い人生を送ったと感じてくれたのなら嬉しいのだが。帰国後日本をどう思っていたのか、気になる。

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