フォト・ドキュメント パール・ハーバー epubダウンロード無料

フォト・ドキュメント パール・ハーバー

によって キャサリン・V. ディロン


4 5つ星のうち(2人の読者)

フォト・ドキュメント パール・ハーバー epubダウンロード無料 - 内容(「BOOK」データベースより) 日米開戦の決定的瞬間!1941年12月7日午前7時49分、真珠湾―そのとき、悲劇のストーリーははじまった!米戦史研究の第一人者ゴードン・プランゲの秘蔵写真を主軸に420余枚を一挙掲載。 内容(「MARC」データベースより) おそらく1世紀に1、2度、国民はまったく予想もしないショッキングな体験をするものだ。米国民にとってのそれは、1941年12月7日の真珠湾であった…。日米開戦の悲劇の物語を420余枚の写真で綴る。91年刊の新版。 商品の説明をすべて表示する

フォト・ドキュメント パール・ハーバーの詳細

本のタイトル : フォト・ドキュメント パール・ハーバー
作者 : キャサリン・V. ディロン
ISBN-10 : 476981013X
発売日 : 2001/7/1
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 19.21 (現在のサーバー速度は22.05 Mbpsです
以下は、フォト・ドキュメント パール・ハーバーに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
自分が持っているのは、平成3年(1991)11月に出た初版本。爆炎に包まれたウェスト・バージニア、テネシー、オクラホマの写真にサイケデリックな着色を施したド派手な表紙で、現在売られている版とはまったく違う表紙なのですが、著者名、翻訳者名、出版社、ページ数が同じなので、ようやく同じ本だと気づきました。本書はそのタイトル通り「真珠湾攻撃」の写真集で、本編179ページのうち、挿し込まれている文章はほとんど写真の解説程度、「読む」本ではなく徹底して「見る」本です。そして本書に登場する写真は、そのほとんどがよそではお目にかかれないものばかりなので、マンガやイラストを描く際の背景資料としては最高クラスの出来映えになっています(しかも本書の写真はすべて白黒なのに、どれも鮮明。そして本が大判サイズなので、写真のサイズも大きい)。以下に目次を列記しつつ、各章の感想を少し。購入の参考になれば。はじめにintroduction「本書は、真珠湾の物語を写真で描いたものである。本書を通じて読者は、その攻撃および防御にかかわった、主要な人たちを知り、その艦艇や飛行機になじみ、とくにその戦闘がいかに行われたかを見るであろう」という言葉を見てもわかるように、本書の自信のほどが窺えます。第1章真珠湾ドラマの主役たちThe Antagonists日米双方の主役級の将校や将官の写真多数。とくに米軍側は、キメル(キンメル)以下、主要な人物が鮮明な写真で階級・所属のキャプションとともに紹介されているので大変貴重(当日はハワイにいなかった、「ブル」ことハルゼーも収録)。第2章戦いの武器The Tools of War真珠湾攻撃当日に活躍した、日米双方の艦艇、飛行機、火器などの写真を紹介する章。ここでも米軍側の写真は大変鮮明で、紹介されている兵器も病院船、水上機、高角砲と多岐にわたり、画材資料として極めて優秀。第3章オアフ島の軍事施設The Settingそのタイトル通り、オアフ島の軍事施設の写真。これが大変貴重で、よその本では絶対に見ることができない写真が山ほど掲載されています。乾ドックの全景、高度3000メートルの上空(しかも真上)から見たフォード島、タンク群、さらにヒッカム、ホイーラー、べロースなどの各基地の全景(マンガのワンカットに使える「メーンゲート」の写真付き)などなど。ホノルル市街の写真まで収められている本章は、風景素材に事欠かない素晴らしい章です。第4章ハワイへの航海The Voyage to Hawaii本章は日本側のパートなので、写真がやや不鮮明なのがちと残念。ただし、艦橋の周囲に破片避けのハンモックを取り付けている写真や、甲板上に白墨(チョークか?)で描いた真珠湾の図を用いて攻撃法の臨時講習を行っている風景など、貴重な写真も有り。第5章オアフへの飛行The Flight to Oahu前章から引き続いて、前半は日本側パート。写真が不鮮明なのも同じだが、97式艦攻を押して発艦準備を進める整備員や、発艦の合図を出す飛行長の写真(しかも腕のみの写真という、いかにも発艦時のカットに使えそうなやつ)など、素材に使えそうなもの多数。一方、後半はアメリカパートで、すでに日本の特殊潜航艇との一戦を伝えた電報の全文写真などを掲載。米軍側の関係者の写真が次々と登場するので、こちらも素材として大変貴重。第6章第1波の攻撃The First Wave本書で二番目にページ数の多い章だけあって、背景の素材としては秀逸。我が方の海軍の進入経路を、各基地の真上から撮影した航空写真に矢印を付けて解説。日米双方の関係者の写真多数。炎上する各基地の写真、お約束の戦艦アリゾナは、敢えて横から撮影した写真を使用(のちにアリゾナから引き揚げられた壁時計の写真まで)。また、基地や戦艦の写真だけでなく、残骸となった日米双方の飛行機の写真、迎撃に向かう米軍側パイロットたちの写真、真珠湾方面の空を見上げるホノルル市街の住人たち、飛行機への消火活動・・・、第3章に続いてよそでは見れない写真が多数。第7章第2波の攻撃The Second Wave米軍側が撮影した、真珠湾を攻撃中の日本海軍の飛行機をたくさん収めた章。ほとんどが遠景であるため、これも風景素材として優秀。99式艦爆が250キロ爆弾を投下した瞬間、地上すれすれを飛ぶ艦爆、低空で右に大きくバンクする零戦、撃墜されて火を吹く艦爆、損傷したのか、煙の尾を引いて飛ぶ零戦などなど。一方、戦艦の断末魔の写真は勿論、激しく損傷した各基地、焼け崩れてゆく飛行機、損傷した救急車など、貴重な写真が山のように掲載。また、我が方の海軍に一矢報いるために奮闘した米軍側の兵士たちの写真もたくさん掲載。第8章破壊の跡Panorama of Destruction日本海軍が去ったあとの真珠湾の風景を収めた章。燃え盛る軍艦に放水活動を行う写真や、残骸だらけになった各基地、それらを片付ける多くの人、応急治療所、廃墟となった基地の内部、そして日本に宣戦を布告するルーズベルトを中心とする議会の写真。真珠湾攻撃後の写真はそれだけでも珍しいが、一章を丸々割いているので、その量はかなりのもの。すべて画材資料として秀逸。エピローグEpilogue真珠湾関係事項年表機動部隊ハワイ攻撃隊の編成と指揮官たち写真提供者真珠湾攻撃に関わる歴史的経緯を、昭和15年(1940)1月から翌16年(1941)12月7日(日付は全てアメリカ時間。日本時間では8日)の午前7時49分まで紹介。一方、機動部隊の詳細については、概略程度の解説。こちらはないよりはあったほうがいい程度の内容。各部隊の攻撃目標を紹介しているのは評価。・・・以上。真珠湾攻撃を描こうとするならば、本書の他に軍艦と飛行機と人物名鑑が何冊かあれば事足りるほど優れた本。大日本絵画の「パールハーバー1941アメリカ軍から見た真珠湾攻撃」という本もなかなか良い本ではありますが、あちらは文章メインの本なので、画材資料としては本書の方がはるかに優秀。とにかく本書は「見る」本「使う」本、ともに優秀なので、死んでもオススメの一冊。ところで、この手の「資料」としての本は、あるようでなかなかなくて苦労している人もいると思うので、以下にとくに「使う」本の中から、個人的に有益だった本を紹介しておきます。「戦争と文化」桂書房平成24年(2012)陸軍幼年学校の修学旅行、海軍兵学校の図書館など、戦時中の文化を知るのにあると便利な本。2621曲の明治軍歌目録集は圧巻。「わが聯隊」ノーベル書房昭和53年(1978)全国各地に配置された、全45聯隊の活躍を余すことなく収めた291ページの写真集。「日本軍装備大図鑑」原書房平成24年(2012)旧陸軍の装備写真集にして、オールカラー469ページの大図鑑。巻脚絆の巻き方は載っていないが、そこそこ便利。ただし、読む本としては最悪。「図解日本陸軍歩兵」並木書房平成18年(2006)巻脚絆についてはここにも示されていないが、兵隊さんの動作や野戦築城などをセンチ単位で解説。なお、巻脚絆については「第二次世界大戦軍装ガイド1939~1945(新紀元社)」を参照されたし。「日露役陣中日誌一看護兵の六七五日」巧玄出版昭和54年(1979)日露戦争に従軍した看護兵の詳細な日記。後方における兵隊さんの戦いぶりが参考になる。「日本海軍航空隊軍装と装備」モデルアート臨時増刊平成16年(2004)年代ごとの飛行服、首に巻くマフラーなど、ありとあらゆる装備品を写真とイラストで解説。「図解・空母機動部隊」並木書房平成11年(1999)空母の外観を描くのに使う本ではなく、空母の内部やシステムを描く際に役に立つ資料。「米陸軍戦闘機」「米海軍戦闘機」ともに学研平成21年(2009)、同20年(2008)アメリカ陸軍・海軍の戦闘機をそれぞれ紹介・解説する本。ともに冒頭から70ページに及ぶカラーページが秀逸。「帝国陸軍戦場の衣食住」学研平成14年(2002)冒頭46ページのカラーページを使ったレシピ再現、その調理風景、兵隊さんたちの食事風景などなど。「日VS米陸海軍基地」学研平成12年(2000)日米両軍の「基地」の解説に力を注いだ力作。写真・図解が豊富。「アメリカの空母」学研平成18年(2006)巻頭33ページのカラー写真集が、「使う」本として圧倒的な価値を誇る。そのあとの39ページの白黒写真集も鮮明なので秀逸。「世界の傑作機No.19陸軍4式戦闘機『疾風』」文林堂平成元年(1988)「疾風」の塗装パターン、搭乗員別のマーキング、さらに工場で量産中の「疾風」の写真などが秀逸。実物のカラー写真も有り。「飛燕戦闘機隊」大日本絵画平成16年(2004)カラー着色した写真や、「飛燕」の塗装パターンを15ページに渡って紹介。整備中、搭乗前、一服などの写真も満載。・・・とりあえずはここまで。また何か見つけたら追記しておきます。

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