鈴木敏文 仕事の原則
によって 緒方 知行
3.8 5つ星のうち(1人の読者)
鈴木敏文 仕事の原則無料ダウンロードkindle - 内容紹介 本書で取り上げる言葉は、セブン-イレブン・ジャパンで毎週行われている社内会議での会長講話がもとになっている。 「自分で解決を求めずに、人の真似をするな」「過去のデータは百害あって一利なし」「当たり前に徹すれば当たり前でなくなる」――。セブン&アイHLDGS会長が40年間社員に語り続ける、変化をつかむ仕事の極意とは。 「変化は必ず世の中の新しい潜在需要を生み出すが、これに応えることのできる者にはチャンスが、そしてこれに背を向けた者には危機が訪れる」 繰り返し強調される「変化への対応」の重要性。あらかじめ用意された答えのない時代に、ビジネスパーソンに求められる最大の能力とは、「自身で課題設定し、そして自分で答えを導き出していける」ということ。鈴木氏はこれを「自ら仮説を立て、実践を通して検証していくこと」と言っているが、この、仮説・実践・検証に即して仕事を進めていく能力によって、人も組織も成否が決まってくる時代と言える。 本書は、著者がこれまでの著作の中で紹介してきた鈴木氏の考え方と、セブン&アイグループなどにおける実践方法を、「仕事の原則」というテーマのもとで整理し直した、いわば集大成版。日々実務を担う人にとって不可欠な「仕事」についての考え方や、その進め方の原理・原則を、鈴木氏自らが実例をあげながら社員に語りかけている。 仕事を通して自らを育てようとする人々にとって、本書は多くの示唆を与えてくれるものとなる。 内容(「BOOK」データベースより) セブン&アイHLDGS会長が40年間社員に語り続ける、自己革新力の磨き方。変化をチャンスに変える極意。 著者について 緒方知行(おがた・ともゆき) 福岡県生まれ。早稲田大学卒業後、「商業界」編集長などを経て独立。現在、月刊誌「2020 VALUE CREATOR」の編集主幹。商業・流通分野のジャーナリストとして、セブン-イレブン創業以来40年にわたって、リーダー鈴木敏文氏の取材を続けている 著書は、田口香世氏との共著『セブンプレミアム進化論』、『セブン-イレブンだけがなぜ勝ち続けるのか』など本書で53冊目。 田口香世(たぐち・かよ) 大分県生まれ。東洋英和女学院大学卒業。「スーパーマーケットの店長会議」、「商業界」取締役編集局長などを経て、『2020 VALUE CREATOR』編集主幹である緒方知行氏のアシスタントとなり、2007年に同誌編集長に就任。流通ビジネス全般および顧客接点の店頭をベースにしたフィールドスタディを徹底的に重ね、豊富な事例をベースにして執筆・講演活動を行っている。 著書は『暮らしは私たちが守る3・11東日本大震災生活者のライフラインを死守した商人達の記録』(商業界)など、本書で4冊目。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 緒方/知行 1962年、早稲田大学卒業後、「商業界」取締役編集長などを経て独立。現在、月刊誌「2020 VALUE CREATOR」の編集主幹。商業・流通分野のジャーナリスト 田口/香世 大分県出身。東洋英和女学院大学卒業。「2020 VALUE CREATOR」編集主幹・緒方知行氏のアシスタントを経て、2007年に同誌編集長に就任。流通ビジネス全般および顧客接点の店頭をベースにしたフィールドスタディを徹底的に重ね、豊富な事例をベースにして執筆・講演活動を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
鈴木敏文 仕事の原則の詳細
本のタイトル : 鈴木敏文 仕事の原則
作者 : 緒方 知行
ISBN-10 : 4532319803
発売日 : 2015/1/23
カテゴリ : 本
ファイル名 : 鈴木敏文-仕事の原則.pdf
ファイルサイズ : 23.87 (現在のサーバー速度は28.39 Mbpsです
以下は 鈴木敏文 仕事の原則 の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
まず初めに、本書は、セブンイレブンの創業者である鈴木敏文氏が書いた本なのか、と思い手に取りましたがそうではありません。著者は、緒方知行氏、田口香世氏であり、序文によると、「鈴木氏の考え方とセブン・イレブンおよびセブン&アイグループにおける実践をコンパクトに集約した書」ということです。本書はセブン・イレブンの躍進の理由が書いてあるが、その姿勢は、「お客様の立場に立ち」「基本に徹すること」に集約されている。しかし、それは簡単なことではない。状況が目まぐるしく変化していく現代社会は、浮き沈みが相当に激しい。「高度に充足された買い手市場時代のいま、買い手は「自分はいま何が欲しいのか」と知覚した要求を必ずしも持たなくっている」ということに衝撃を受けた。今の時代は顧客の潜在化している要求をキャッチしなければならない。このことは相当に難しいことである。顧客の要求を理解しないと、あっという間に廃れていく。この話は流通業界だけの話ではなく、自分が勤めている企業でも同じ事が言え、もはや他人ごとではない、と感じた。他に印象に残ったところとして、・「変化は必ず世の中の新しい潜在需要を生み出すが、これに応えることのできる者にはチャンスが、そしてこれに背を向けた者には危機が訪れる」・ただはっきりいえることは、明日は過去とは違うということです。だから過去を捨てて、常に新しいものに対する挑戦をし続けていくという意気込みがなかったら、いまこの変化の時代にビジネスに携わる資格はありません。・「世の中の変化、そしてそのなかでのお客様の要求の変化は、そこに新しい潜在需要を生み出す。これに対応し得た企業は栄え、そうでない者は衰微・衰退していく」・「我々の最大の競争相手は、同業の他社他店ではない。世の中の変化とその中でのお客様のニーズの変化である」・世の中の変化の中では、イノベーションを怠った企業は、必ず没落していく。・仕事に対しての踏み込みがない状態では、決して仕事はおもしろくなりません。苦痛でしかないことになります。なぜなら、自分で解決する力がないからです。・それぞれが自分の仕事に対して、どれだけプロとして踏み込んでいるかが大切・自信を持つということは、徹底的に調査し、客観的に自分を知り得たときに、はじめて生まれるものです。・なぜ、お客様の信用が低下するのでしょうか。私たちが基本を守っていない結果です。・ベテランは新しい業態を作り出していないのです。それは商売とは、常に人間の心理の変化とともにあるものだからです。・新しいビジネスの機会は、ビジネスの通念・常識を超えたところに生まれ、また従来の商売の区分、ビジネスの垣根を超えたところに形成される・みんなで肯定しあうことからは、絶対に新しいアイデアや発想は出てきません。・お客様の要求と自分にとっての効率やコストとの矛盾、これを徹底してお客様サイドに立って解消していくことが、自己革新(イノベーション)なのです。・顕在化した商品情報をキャッチしたところで、もう遅れているのです。・すべての物事について当てはまることは、量は質を絶対にカバーすることはできないということ。・一回やって答えが出たからそれでよしとするのではなく、三六五日この仮説・検証に立った客観的な仕事への踏み込みをします。・まず全体を見て、それから個々に見ていくというやり方をしないと、物事の実態や問題の本質をつかむことはできません。・「モノは売れる理由によって売れ、売れない理由によって売れない」・鈴木氏は、欠品(品切れ)による機会損失を、売れ残ったことによる値引きや廃棄ロス以上に重大視しています。・多くの人は仮説がないまま、全部過去の経験でしかものを見ていない。・お客様は差別化を望んでいるのです。差別化とは、自己主張を持つことです。自己主張がなく、横並びでいいという時代は、もうとっくに過去のものになっています。・自分にとっても他人にとっても難しいこと、それは当たり前のことに徹すること——。つまり、基本に徹することです。・コンビニエンスストアに限らず、どの商売にもいえることですが、やはり新しい商品の投入度の低い店は、売上も伸びていないようです。現在においては、いかにマーチャンダイジングの革新が大事なのかに尽きます。・お客様が望んでいたような商品を新しく開発できれば、安売りをしなくても支持されます。・末端まであるべき正しい仕事をさせられているかどうかがマネジメントであり、リーダーシップです。・「リーダーというのは、皆が出した結論のうえに乗っかるものでゃありません。皆が結論を出せないとき、そこで何らかの結論を出し、方針をはっきり示すことができるのがリーダーの役目である」・私はみなさんに、人生にとって役に立つ何かを身につけてもらいたい。一番身につけてほしいのは、人をどうやったら説得できるのか、そして、人の心をどうやったら動かせるかということ。・私も毎日同じ話を繰り返しています。一回言ったくらいでは、なかなかわかってもらえないからです。相手に理解を求めたり、説得力を持って動かしたりすることは大変です。・なんでもマニュアルで解決しようとすること自体が、仕事に対して踏み込んでいないということで、マンネリな仕事に陥る原因です。・仕事ができる人は、きちっと自分のかたちを持っていて、具体的に提示できる。そして、非常に厳しく、妥協を許さない人です。など。自分も自営の道を模索しているので、本書を読むことで意味のある時間を過ごすことができ、大変勉強になった。
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