老人介護 常識の誤り
によって 三好 春樹
3.5 5つ星のうち(12人の読者)
老人介護 常識の誤り本pdfダウンロード - メディア掲載レビューほか 理学療法士の経験を生かして年間150回の講演をこなす著者が軽妙に語る,「介護」の意味と具体的ノウハウ 筆者の三好 春樹氏は,特別養護老人ホームでPT(理学療法士)として,老人のリハビリテーションに従事。35歳で退職したあと「生活とリハビリ研究所」を主宰し,全国各地で年間5万人を動員する「生活リハビリ講座」を150回も開催している。著書も多く『介護覚え書』(医学書院)は,他の介護関係の本にも,参考文献としてよく引用される。 氏は,今まで介護のプロ向きに20冊も本を書いてきたが,この本はプロだけでなく,家族という素人,特に介護なんかしたくなかったのに,せざるをえない状況に追い込まれた人も読んでもらいたいとしている。それは,最近「これからは家族という素人こそが介護の質を決めていく」と氏が考えるようになったからだ。 前半は,介護というもののもつ意味が説明される。すなわち,人間は「元気」対「病気」という二元論で見ることはできず,その間にある状態の人のために「介護」が必要であること,その人のことをよくわかった家族の素人の介護の関わりが重要であることが語られる。 前半の説明部分は,論理に多少の飛躍とこじつけがあり,医師と看護婦に対する必要以上の辛辣さも垣間見えるので,ついていくのがちょっと大変だが,語り口はなめらかでつぼを心得ている。 特に後半部分は,「エアーマットでの床ずれ予防を売り物にしているような老人病院は,寝かせきりを売り物にしているようなもの」「デイセンターに出かけるのは,訪問介護100回分の効果がある」「ケアプランは本人と家族でも立てることができる」「埋め込みの広い施設の風呂が老人の入浴を困難にする」「『こんなものばかり食べていると長生きできませんよ』という食事指導は,何の説得力もない」「ベッドの利用や部屋の改造は老人本人と相談しながら進める」など,目からうろこの話がぽんぽんと飛びだして,イラストでのわかりやすく丁寧な説明も含めて,介護の素人には大いに参考になる。 (フリーライター 鈴木 康之)(Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.) -- ブックレビュー社 内容(「BOOK」データベースより) オムツをうまく当てることが介護ではない。オムツにしない工夫をすることが介護なのだ。食事介助することが介護ではない。一人で食べるための条件を作ることこそ介護なのだ。長く介護関係者の啓蒙に腐心し、絶大な信頼を寄せられている著者が、近代医学盲信の医師や看護婦たちに鋭い批判の矢を放ちつつ、「介護」の意味と具体的ノウハウを、はじめて一般向けに書き下ろす。 内容(「MARC」データベースより) 老人が本来もつパワーを引き出してこそ「介護」なのに、逆のことばかりしていないか。老人を受け身的対象から、生活の主体にするための具体的方法とその考え方を述べる。 続きを見る
老人介護 常識の誤りの詳細
本のタイトル : 老人介護 常識の誤り
作者 : 三好 春樹
ISBN-10 : 4104348015
発売日 : 2000/02
カテゴリ : 本
ファイル名 : 老人介護-常識の誤り.pdf
ファイルサイズ : 28.74 (現在のサーバー速度は21.03 Mbpsです
以下は、老人介護 常識の誤りに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
大変興味深く読ませて頂きました。そして、大変面白く、参考になる事例ばかりでした。このように高齢者に対して常に接していければ良いことは分かるのですが、この本を読んだあとどうするかは自分次第。多くの介護職がこの本を読んで、各々が考え、実行することが大切だと痛感させられました。
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